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地価の高騰と物価の上昇

2011.10.14

そもそも、「一般のサラリーマン」とは、いったいどういう人のことを指しているのか。才能を持ち、なおかつハードワークに身を削って年収数千万円を稼ぐ人もいれば。毎日を安穏と過ごして、給料の安い人もいる。自分をどこか別のところに置いて、土地の価格を云々するのは意味のないことだ。ただ、地方と比較してみれば。東京の不動産価恪はずいぶん安定したところにきているとだけはいっていいだろう。むしろ、安いくらいだとさえわたしは思っている。たとえば、札幌や福岡などの地方の拠点都市と比較してみるとよくわかる。ご周知のように、地方ではサラリーマンの平均所得も東京よりはずっと低い。もちろん、その分、食料品などの物価が安いから、それでも充分やっていけるのである。住宅費の安いところならば、たとえ賃金が低くとも、実質的には東京よりずっと豊かな生活が送れるのである。東京に人が集中したのは。たとえ生活費が高くとも、それ以上にいい収人が得られたからだ。だから、ここ数十年、ずっと一貫して東京に人が流入し続けた。ところが、地価の高騰と物価の上昇により、いくら東京のほうがいい収入が得られても、つらくなってしまった。そのバランスが崩れてしまった。こういうふうに考えてみれば、いま、東京の土地の値段は、地方との均衡か保たれた適正なところにあるといってよいだろう。しかし、これはただそれだけのことだ。それ以上の意味はない。問題は、あなたが土地や不動産を買う場合、その価格が適正であるかどうか、この一点にかかっているのではないだろうか。こと土地や不動産に関していえば、総論などなんの意味ももっていない。特に、自分が住むのではなく、投資対象として不動産を考えるなら、このことをまず頭に入れておかなければならない。

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