マンションのスラブ(コンクリートの床版)の工法には、大きく分けて次の3通りの工法があります。第一は25平方メートル以内に小梁を設けて盤振動を押える工法、第二はコンクリートスラブの厚さを21センチ以上にして盤振動を押える工法、第三はくたわまないスラブ〉アンボンドースラブエ法です。盤振動の大きさは第二、第三、第一の順に小さくなり、工事費はそれに伴って高くなります。そこで、考えられるのがくたわまないスラブ〉を使う工法です。
安来市の賃貸・部屋探し
栗東の賃貸・部屋探し
坂戸市の賃貸・部屋探し
草加の賃貸・部屋探し
土呂の賃貸・部屋探し
プレーストレスコンクリートの一種であるアンボンドースラブは、小梁がなくてもたわまないスラブです。これだけではわかりにくいので、鉄筋をゴム紐に置き換えて、その仕組みを説明しましょう。まず、マンションの骨組みであるゴム紐(鉄筋)を、事前に両側に引っ張っておいてコンクリートを打ち、それが乾いたら引っ張り金具を外します。すると、ゴム紐(鉄筋)が元に戻ろうとしてコンクリートに圧縮力がかかります。この元に戻ろうとする力を利用してスラブがたわまないようにしているのがアンボンドースラブで、スラブがたわまないのなら、構造計算上は、それを支える小梁は不要になります。しかし、アンボンドースラブも良い面ばかりではありません。住戸の中心部では振動が大きく、下階に音を伝えてしまいます。そのうえ、火災が起きたら一大事です。両妻側で鉄筋を引張っている方式では、ワンフロアー内の1住戸に火災が発生すると、同じ階すべての住戸のスラブがたわんでしまいます。そこで、私が設計するマンションでアンボンドースラブを採用する場合には、各住戸ごとに鉄筋を引張る方式を採っています。これならば火災があった場合には、被害がその住戸だけで済みます。しかし、このようなケースは、住戸のプラン上、どうしても小梁を入れると住まい勝手が悪くなってしまう時だけ採用することにしています。マンションを選ぶなら、なるべくアンボンドースラブが用いられていない方が安心です。