今、建設業界は誰もが体験したことのない未知の世界に突入している。今までの新入社員なら先輩から教えてもらうこともできた。だが、未知の世界では先輩も新人である。みなさんが教わるのは、仕事の基本にすぎない。教えてくれないからできない、教わらなかったは通用しない。みんなの努力でこれから世界に通用する建設業をつくり上げていかなければならない時である。「談合」という言葉が、「DANGO」という国際語になり、談
若い人にはチャンスである... の続きを読む
大手の住宅メーカーや建売住宅メーカーが飛びつき、あっという問に日本の住宅の多くに使われる集成材になった。「最近は、強度中心で、20年、30年後に腐らないかという耐朽性の問題は重視されずにいます。しかし、本来はこうしたことも重視してきた。当時は耐朽性も重視して、耐朽性『大』の樹種を土台など木材が腐りやすい場所に使用し、柱にはスギなど耐朽性『中』以上の樹種を、耐朽性『小』『極小』の樹種は天井の小屋裏な
ホワイトウッドは、耐朽性「極小」... の続きを読む
木造住宅は、地震だけで壊れるものではありません。台風によっても大きな被害を受ける危険性があります。台風など強風による被害の形態には三つあります。まず、屋根の瓦が飛んだり、外壁の仕上げ材がはがれたりすることで、軽微な被害ですが広範に生じます。つぎに小屋組の飛散で、人命に直接影響することは少ないものの、建物の内部はめちゃめちゃになります。最後は建物自体が吹き倒されることです。この倒壊がおこると、犠牲者
風による被害... の続きを読む
昔からいい古されてきた言葉である。学生時代も「光陰矢のごとし」などと教わってきたハズである。職場生活では、このような時間を活用しなければならないということのほかに、「時間には原価がかかっている」ことと、「タイミングのずれた仕事は無意味である」という二つを身に着けてもらわなければならない。まず会社には、仕事があってもなくてもかかる「固定費」というものがある。人件費はその最たるものである。みなさん方は
「時は金なり」である... の続きを読む
兵庫県南部地震のときの神戸海洋気象台の記録について応答スペクトルが求められています。たとえば固有周期が〇・五秒で減衰定数が五%の木造住宅は、加速度で最大二〇〇〇ガル、速度で最大一一六○カイン、変位で最大一三センチ揺れたことがわかります。さて、建物の耐震設計の実務では、地震のときに「揺れている」状態、すなわち「動的」のままではあつかいにくいので、「止まっている」状態、すなわち「静的」におきかえて計算
建物に負荷がかかる「地震力」とは... の続きを読む
M子さんによれば、会社の倉庫に行くと残材が山をなしている。たとえば、建具、サッシュ、タイル、浴槽、便器、洗面化粧台、照明器具、金物、ペンキ、カーテンなど、何でもあるというのです。これらを上手に利用するとコストはグンと抑えられます。しかし、それにはお客さんが形や色にこだわらずに任せてくれることが条件。もちろんいかにも寄せ集めといった醜いデザインには決していたしません、と言っています。ユーザー側からす
残材をめいっぱい活用する... の続きを読む
最近では、2世帯住宅を建てる親自身、核家族の暮らししか知らず、老親と同居した経験をもたないことが多い。自分は舅や姑の苦労をしたこともないまま、「子どもとならうまくやっていける」と安易に考えてしまう。あるいは反対に、異常なほどの警戒心をもってしまう。「子どもたちが狭いマンション暮らしでかわいそうだから」「いずれは息子に相続させる土地なのだから、早いうちに同居の家を建てるほうがいい」「子どもたちの生活
老親と同居した経験をもたない親... の続きを読む
首都圏では、2世帯同居住宅が増えている。理由は、土地の値段が高くなり、若い夫婦世帯の収入では都市部で大きな一戸建てが購入できなくなったから。「自分たちでは買えないから、親と同居させてもらおう」と若い世帯が考え、「老後のことを考えると子供たちと同居したほうが安心だ」と親たちは思い、同居が成立する。もっとも、日本の住宅は、サザエさん一家のように、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、そして子
失敗しない2世帯同居住宅の造り方とは?... の続きを読む
塵ひとつない美しい住宅展示場のモデルルームや、パンフレットに載っている、ソファーで団欒に興じたり、パーティーを開いたりしている家族の写真によって、イメーだけが膨らんでいる場合も多いのですが、リビングルームの絶対的な広さが違う事実に気がつくべきでしょう。戦後の飢えの時代が終わり、食が満たされ、衣が満たされ、住まいに関しては、標準家族とされる4人家族がぎりぎり住まうことが可能な最小限住宅である2LDK
塵ひとつない美しい住宅展示場のモデルルーム... の続きを読む
先日、ロサンゼルスからの帰りに突然乱気流に呑み込まれ、平穏なまどろみから目覚めたことがある。そして気がついたのである。静かに人生を送りたいと思っても、この世に野放しになっている危険はくさるほどある、とね。人類が生きる、生きてゆく、というのは、己の生身をそういう危険にさらしながら刻一刻と延命することにほかならない。すきあらば災いが入り込み、凶事がうねる大海にたゆたう漂流者。それが人類の現実ではないか
世界統一法準というものを考える時期... の続きを読む
窓枠の補強などは、もっとも見落とされがちな作業だ。窓を取りつけるには壁を切り取らなければならない。すると、どうしても構造的に弱い箇所ができてしまう。大きな窓は快適な居住性を提供してくれるが、建物の構造上は、大きな開口部ができることによって強度を低下させてしまう。しかし、その対策として、通常は構造的に弱くなってしまった部分に補強材を入れ、窓の周辺がヒビ割れしないように工事がおこなわれている。だが、こ
面倒だが最も大切な窓枠の補強... の続きを読む
売買差益を狙った不動産投資です。バブルがはじける前の不動産投資といえば、このキャピタルゲイン狙いが当たり前でした。また、一般の住宅でも、「これからも地価は上昇する」「物価も上昇する」「給料も上がる」という状況でしたので、多額のローンを組んでも、物価全体が上昇することにより、実質的なローン残高は小さいものになっていきました。単純に言えば、購入時に給料の手取りが20万円、ローン支払いが10万円たった人
キャピタルゲイン狙いの不動産投資... の続きを読む
マンションのスラブ(コンクリートの床版)の工法には、大きく分けて次の3通りの工法があります。第一は25平方メートル以内に小梁を設けて盤振動を押える工法、第二はコンクリートスラブの厚さを21センチ以上にして盤振動を押える工法、第三はくたわまないスラブ〉アンボンドースラブエ法です。盤振動の大きさは第二、第三、第一の順に小さくなり、工事費はそれに伴って高くなります。そこで、考えられるのがくたわまないスラ
アンボンドースラブは火災に弱い... の続きを読む
10年ほど昔の話になりますが、私の住んでる市内から車で30分のところに古民家が売り出されました。本当に古くて、キッチンではなく土間。窓を開ければ山しか見えず、正直住むには不便としか言えません。しかし、家具職人の主人は「そんな一戸建てを探していたんだ」と、大喜び。元々廃材で家具や照明などを作る家具職人です。古いものには目がないし、古くなくてはいけないし…主人が気に入るのは分かりきっていたことです。主
一戸建ての片隅に家具工房... の続きを読む
昨年、実家が新築一戸建ての家を建てました。建築士の方と何度も何度も設計図を見ながら、念入りに打ち合わせを重ね、やっとできた家です。打ち合わせでは、部屋の間取りから始まり、窓の位置、玄関の広さ、収納、壁紙などの内装、屋根の色、外壁の素材、色など、本当に細か?く丁寧に決めていったそうです。そして、試行錯誤の末、出来上がった我が家で生活してみて、残念ながらいくつか失敗がありました。まず、コンセントの数、
新築一戸建てを設計する時に注意すること... の続きを読む
時価総額が廃止基準となっていることには特別の意味を持ちます。なぜなら、純資産額や売買高などの基準は、増資や意図的な売買等により、会社側である程度操作可能な項目であるのに対し、時価総額はあくまで投資家が評価するものであり、会社側の意図的な操作が及ばない項目であるからです。事業承継には、このような数値的な基準のほかに、銀行取引の停止、破産・更生手続・整理、営業活動の停止、不適当な合併等、財務諸表等の虚
時価総額が廃止基準となっている意味... の続きを読む
白金というブランドにこだわり他のエリアには支店を出さないオープンカフェやレストラン、スイーツの店も少なくない。映画やテレビのロケでも使われる街並みは、都内でももっとも洗練された住宅街といっていい。教育園の鬱蒼とした木立を背景に、目黒通り沿いには、石や植栽を配したハイグレードなマンションが目立つ。向田邦子の『あ・うん』の舞台にもなった白金4丁目は、聖心女子学院のレンガ塀と桜並木が続き、幹線道路に面し
見極めがきわめて難しいエリア... の続きを読む
「確かに良いことも分かるが、これしか予算がない」そうおっしゃる方がいます。そんな時は、できるだけ使わない部屋や無駄な廊下やスペースを造らずに、坪数を小さくして、その分有効に使うことを考えるようお勧めします。例えば、普通の家では、屋根面が70度以上の高温になるため、小屋裏も50〜60度近くまで上がり、とても部屋として使えませんが、屋根の“遮熱”と断熱のしっかりした高断熱の住宅なら、2階の部屋との温度
小さく建てて、広く使おう... の続きを読む
古くから、「天の神、人の神、地の神」の三神を祭って来ました。土地には古くから今日まで、幸せな人、そうでない人、笑い声、そうでない声、様々な大の想いが染み込んでいると言われてきました。このようなことを大切にする人、そうでない人、様々な人がいます。お客様の考え方がありますので、地鎮祭を無理強いするべきことではありません。事務的に「地鎮祭を行ないますか?」と軽く確認するようにして下さい。
地鎮祭
地鎮祭の準備と開催... の続きを読む
大引きの上に根太をのせ、根太の上には床板を敷く。最近はTVや冷蔵庫も大型化して重くなっているので、根太の間隔が広すぎる上に重い家具が集中すれば床が沈んでしまう危険がある。根太は床の重さを大引きに伝えるわけで、下に沈むことはあっても上に歪むことはまずない。だから、根太や大引きの部材は、節があったら必ず節を上側にして使ってある。節が下にあれば、下に沈む際に節の箇所で割れてしまうからだ。根太の太さや間隔
根太の瑕疵... の続きを読む
ミレニアムコンクリートにおいて鉄筋の代わりにステンレスを使うには、ステンレスのヤング率(弾性係数ともいい、材料の持つ力と歪み量の割合を表す)と長さ変化率が重要である。金属を棒状に加工してコンクリートの中に挿入すると、金属の表面とコンクリートとの界面に付着力が生じる。コンクリートと金属の温度による長さ変化率が違うと変形を生じ、その結果、コンクリートに剥離やひび割れを生じることになる。鉄筋とコンクリー
錆びないステンレスを使う... の続きを読む
そもそも、「一般のサラリーマン」とは、いったいどういう人のことを指しているのか。才能を持ち、なおかつハードワークに身を削って年収数千万円を稼ぐ人もいれば。毎日を安穏と過ごして、給料の安い人もいる。自分をどこか別のところに置いて、土地の価格を云々するのは意味のないことだ。ただ、地方と比較してみれば。東京の不動産価恪はずいぶん安定したところにきているとだけはいっていいだろう。むしろ、安いくらいだとさえ
地価の高騰と物価の上昇... の続きを読む
借り換えには新しく抵当権を設定する費用やローン保証料などの費用がかかる。費用は借入額や期間によって異なるが、大雑把にいって二〇〜五〇万円程度と考えておけばよい。この費用は現金で一括して払うこともできるが、ローンに上乗せして借りるのが一般的。このため手持ち資金ゼロでも借り換えは可能である。では諸費用さえ頭に入れておけば借り換えは万全かといえば、けっしてそうではない。頭に入れておかなければいけないこと
金利変動リスクに注意する... の続きを読む
最近はコンシェルジュ常駐や、自走式カースペースなど、さまざまな設備が整っている賃貸マンションが多いが、なかでも便利さで他を圧倒するのが、「家具・家電付き」マンション。都内の高層タワー物件に多く、リビングスペースのソファーやテーブル、カーペット、そして薄型テレビなどのAV機器。キッチンまわりの冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器。ほかにも、各部屋のカーテンやベッド、照明、調度品なども、すべてそろった状態で売り
すぐに住める家具付き賃貸マンションとは?... の続きを読む
中古住宅の写真を見ていると欄間を見つけて懐かしい気分になりました。欄間とは天井と鴨居の間に存在する空間です。大抵、近代住宅ではデッドスペースになる部分ですが日本ではここに通気用の小窓を取り付けることによって空気を出入りさせることが出来るのです。また、装飾を施したりいろいろな物をかけておくなど多用途に使っていた形跡があります。この風潮は平安時代からあり、網戸の代用品として使われ明り取りとしても十分使
中古住宅にあったもの「欄間」... の続きを読む
いつか、新築一戸建てを持てるとしたら、必ず日当たりの良い庭付きの一戸建てが欲しいのです。花を育てるのが趣味なので、季節の花を植えたり、フルーツのなる木を植えたり、ちょっとした野菜畑をつくってトマトや豆を植えたりするのが夢なのです。できれば、大通りに面したところではなくて、ちょっと奥にはいったところで、行き交う車の排気ガスが野菜にかからないようにしたいものです。小さな温室も建てて、秋口や春先でも花や
庭付きの新築一戸建て... の続きを読む
その昔、まだ昭和と言われていた頃の日本では、土地を買っておけばいざというときの頼みとなった。困ったときには土地を売る。しかもそれは買ったときよりも数倍高く売れるから、売らなくても担保にすれば銀行はお金を貸してくれた。日本の場合、土地は住むための土地ではなくて、転売するものだった。これはマンションでも同じことだった。となると奇妙な事態が生じた。マンションなり土地なりを買うのは、そこに楽しく住むという
脱皮できない「土地信仰」... の続きを読む
テレビドラマや映画で見かける、監禁や暴行を受けるシーンのほとんどがコンクリートの建物です。ログハウスなどの木の部屋での、そうしたシーンを見ることはありません。木の部屋が暴力シーンに使用されないのは、誰もが潜在的に、木の優しさを分かっているからなのでしょう。このように、木の特性を知り尽くしているこの工務店は、一般の住宅においてもほかの会員工務店と比べても、やはり際立っています。他社が天井と壁にしか、
木の特性を知り尽くした工務店... の続きを読む
仮に新築ビルを親ビル、テナントを抜かれたビルを子ビルと呼ぼう。親ビルの好調とは裏腹に、その親ビルが子ビルの賃料の猛烈な下落をもたらし、子ビル周辺の地価は下落の一途をたどっているのだ。このことはもっと指摘されて然るべきだと思う。三友システム不動産金融研究所は、テナントが親ビルに移ったあと、もともと入居していた子ビルがどのような状況に置かれたのか、追跡調査した。一四社がもともと入居していた都内の一四の
親ビルが移ったあとの子ビルの状況の追跡調査... の続きを読む
等価交換とは、経済的価値の等しいものをお互い交換するということです。もっとも多いケースとして、土地所有者が自分の土地を提供し、デベロッパーがその上のビル、マンションの建築費を提供し、完成した土地、ビルをそれぞれの提供した価額に基づいて所有しあうという形です。等価交換の最大のメリットは買い換え特例の適用を受けることにあり、したがって土地の売却益に対する税金を避けることにあります。「交換なのにどうして
等価交換のメリットは買い換え特例にある... の続きを読む
五年超(長期)五年以下(短期)二年以下(超短期)ただし三つに分かれるといっても、超短期が適用されるのは個人の事業所得と法人だけです。またサラリーマンが居住用財産で、二〇年超所有していれば売却益の税率が引き下げられています。その結果、一般サラリーマンが売ったときは、五年以下(短期)五年超一〇年以下(長期)一〇年超(長期。居住用財産の特例として税率が下がった)の三つに分かれると考えていいのです。三〇年
所有期間による課税の分類... の続きを読む
新築マンションとはいっても、都市型、郊外型などいろいろありますが、いずれにしても、その規模は大きいことに越したことはありません。なぜならば、管理費を払うにしても、少ない戸数で支払うのと、大きい戸数で支払うのとでは、おのずから2戸あたりの負担額が違ってきます。それに、大きいマンションにはそれなりのグレード感もあり、エントランスや集会室などの余裕がありますし、管理形態も常駐という形になっているのが普通
大規模のほうが絶対いい7つの理由... の続きを読む
土地などの不動産は、ブランド品と同様に、人によって評価が違うのは当たり前で、収益性だけで決まるものではない。人には、その品物に対する「思い入れ」もある。その分だけ高く評価することになる。いずれにせよ、これまで比較的曖昧だった、「時価」という言葉で評価された資産的価値が、利用価値や収益力によって、決められるようになってきていることは確かであろう。しかし、不動産に絶対的な価格はない。現実には、評価と異
実際の取引価格は、買い主・売り主の需給の力関係で決... の続きを読む
敷地の値段と建物の値段とを加えたものが、中古住宅として売りに出すときの価格の目安である。つまり、周辺相場が1平方メートル二〇万円、面積一五〇平方メートルの敷地に建つ木造住宅で、再建築費が一二〇〇万円(床面積単価一平方メートル二一万円、床面積一〇〇平方メートル)、建築後一〇年のものならば、敷地価格二〇〇〇万円、建物価格六〇〇万円、したがって売却価格はこれらの合計の二六〇〇万円ということになる。ただし
売り出し価格の目安は敷地の値段+建物の値段... の続きを読む
翌日、奥様から電話をいただいた。「主人と相談しました。Oさんがそうおっしゃるのなら、お願いしますとのことです。でも予算は大丈夫かなって心配していました」「少し、無理をしていただくことになるかもしれませんが、当初の資金計画は把握していますし、計画自体かなりシビアに見ていましたから。それに予備費も計上してありましたし、なんとかなるでしょう。とにかくやってみましょう」そう言って電話を切ると、すぐに頭にあ
CGで完成した部屋の雰囲気もわかる... の続きを読む
三井のリハウスや住友のステップ、東急リバブル、センチュリー21など、テレビや新聞広告などでおなじみの大手不動産業者。大きな駅には必ずといっていいほど看板がある。安心して入りやすい雰囲気に、洗練された応対を期待したが、町場の不動産業者と変わらないというケースもある。いわゆるフランチャイズというやつだ。どの大手もサービスの向上と均一化を理由に、自社運営を目指しているが、まだまだフランチャイズが多い。大
不動産業者を理解する... の続きを読む